シロアリの種類と特徴

■ ヤマトシロアリ

生息域
北海道の一部を除く全国に生息している、当社の駆除物件で最も多く確認される種類です。
巣
加害場所が巣を兼ねます。
被害と駆除
加害速度は比較的遅く主に床下の湿った部材を食害するが、雨漏りがあると2階まで被害が及びます。
比較的早期に発見できれば駆除施工のみで済むが発見が遅れれば数か月分の給料が飛んでいてしまうことも。
1コロニーの規模
1万~5万頭
羽アリ
体長は4.5~7.5ミリ、黒褐色で前胸背板が黄色いのが特徴で、群飛は4月~5月の雨上がりの蒸し暑い昼間に行われることが多いです。

■ イエシロアリ
生息域
関東以西の温暖な太平洋沿岸地域と四国、九州地方の沿岸部
当社事業エリアでは渥美半島、知多半島でよく確認されます。
巣
地下に特別に加工した巣を作ります。
被害と駆除
加害速度はシロアリの中でも最も激しい種類、被害は建物全体に及び、新しい木材を好んで加害します。
1コロニーの規模
100万頭に達する場合もあります。
羽アリ
体長は7.4~9.4ミリ、黄褐色で頭部は暗褐色をしているのが特徴で、群飛は5月~7月の夕方~夜間に行われます。
光に集まる習性があります。
■ アメリカカンザイシロアリ

生息域
関東以西に点在、特に東京・神奈川の住宅密集地で被害が集中しています。
当社の情報では愛知県では知多半島や西三河地方で確認されているようです。
巣
加害場所が巣を兼ねます。
被害と駆除
乾燥材に含まれる少量の水分で生きられるので、被害は建物全体に及び、畳、家具からも発生します。
1コロニーの規模
最大で1000頭程度
羽アリ
体長は6~6ミリ、赤もしくは黒褐色、6月~9月の昼間に小規模な群飛が何度も行われる事が多く、暖房している室内では1年中発生することもあります。
シロアリ(羽アリ)の見分け方



恐ろしいシロアリ被害


●蟻道
シロアリは乾燥に弱く、風や日光を嫌います。
このため排出物や土砂などで蟻道を作って、木材の食害や水補給のための遍路にします。蟻道は束石、基礎、床束、大弓きなどの表面に作られます。

●蟻土
シロアリは風や日光を嫌うので、食害している木材の割れ目や、継ぎ目などに土砂や排出物を詰めており、被害発見の手掛りとなります。


お家の周りにこれがあったら要注意
●枯れ木に被害

●木杭

シロアリ駆除の薬剤の安全性
当社は日本しろあり対策協会の認定薬剤のみを使用、安全性が高いのはもちろん害虫に対して効果の優れた薬剤を選定しています。
■ 天然ピレトリンMC
天然の除虫菊から抽出した防蟻成分を使用した薬剤です。
化学物質過敏症などが心配な場合にお勧めです。
木部用 (社)日本しろあり対策協会認定 第7296号
(社)日本木材保存協会認定 A-5395
土壌用 (社)日本しろあり対策協会認定 第3476号
(社)日本木材保存協会認定 A-4212
【成分】
木部用 天然ピレトリン・ヘキサコナゾール
土壌用 天然ピレトリン
【メーカー】
住化エンビロサイエンス㈱

■ ハチクサンMC
当社の木部処理剤です、安全性・効果共に優れています、揮発しにくく防腐剤特有の臭いも少ない薬剤です。
(社)日本しろあり対策協会認定 第7318号
(社)日本木材保存協会認定 A-5422
【 成分】
イミダクロプリド・シプロコナゾール
IF-NR
【 メーカー】
バイエルクロップサイエンス㈱

■ グレネードMC
薬剤成分をマイクロカプセル化した薬剤、シロアリの習性を利用した伝播効果が予防駆除問わず高い効果を発揮します。
安全性も高く、臭いも少ない薬剤です。
(社)日本しろあり対策協会認定 第3457号
【 成分】
フィプロニル・プラレトリン
【メーカー】
住化エンビロサイエンス㈱

■ アルトリセット
低薬量で高い殺虫効果を発揮、優れた残効性により長期間建物を守ります。臭いがほとんどなく、低蒸気圧のため気中に蒸散しにくい安全性の高い薬剤です。
(社)日本しろあり対策協会認定 第3531号
【 成分】
クロラントラニリプロール
【メーカー】
シンジェンタジャパン㈱

ボロンdeガード工法
ボロンdeガード工法とは、ライセンスを所持しているホウ酸施工士が、 日本木材保存協会認定ホウ素系薬剤を使用して行う総合的防腐防蟻処理システムのことをいいます。
ホウ酸は自然素材なので安心安全、また防腐防蟻効果が長期間持続するので5年毎の再処理が不要です。
その為従来工法と比較するとメンテナンス費用を大幅に削減できます。
更に新築の場合は最長15年保証、既存住宅に関しても当社独自の保証継続システムでしっかりとサポート!
新築・既存住宅の防腐防蟻処理なら「居住者の安心安全」・「木造住宅の長寿命化」・「メンテナンス費用の削減」に貢献する住・サポートのボロンdeガード工法をご検討ください。
●ホウ酸処理のメリット・デメリット
メリット
○ホウ酸は揮発しないので室内の空気を汚しません。
(空気循環工法にも使用できます)
○ホウ酸はすべての植物・土壌・水に含まれている天然物で化学物質に敏感な方にも安心です。
○ホウ酸は分解されないので防腐防蟻効果が低下しません。
(新築の場合最長15年の長期保証が可能です)
デメリット
●水に溶けやすいので雨曝しになる外部や土壌面への使用は不向きです。
●遅効性のため駆除には不向きです。
●ホウ酸処理の歴史
欧米諸国
ホウ酸処理は欧米諸国では一般的でオーストラリアでは1930年代から、ニュージーラ ンドでは1950年代から、アメリカでは1980年代から使用されていてシロアリの被害が多いハワイ州では1990年代から全ての構造材にホウ酸処理が行われています。
日本では
日本では2012年に木材保存剤として認定され、今後木造住宅の長寿命化への貢献が 期待されています。
*構造によってはホウ酸処理をしても保証が出せない場合がございますので、ご不明な点など は事前にご相談ください。
また既存住宅は事前調査(無料)が必要になります。
当社ではホウ酸のメリットを活かしたご提案を用意しておりますので、新築や既存住宅で 防腐防蟻処理をご検討の際は一度ご連絡ください。